☆不快日記1994年5月分(誤字脱字は原文のママである。)☆
5月16日月曜
今週も忙しくなりそうだ、今日も22時まで残業した。ちっとばかり残業代を稼いだってむなしいだけだ。
土・日で書いたZRQのポスターを朝妻部長にあずけた。作品じだいのテンションは低いが、そのかわり理論武装ができている。おためごかし表現をやった覚えもない。どっからでもかかってこい!(賞金が。)それにつけても、今回のやつは、何と、提出した傍から絵柄の記憶を失ってしまった。手を抜いたことが明白だ。ハハハ、こうゆうこともあるのだ。会社のうちわ受けなんでバカらしくってよ。どうせシロート目にゃあわかるまいって。今月も今日から後半だ。6月1週めのデッサン会が楽しみだ。沢野ひとし氏に会えるといいな、なんかのツテで絵の仕事を紹介してもらえたらもっといいな。会社もやめられたら、もう最高だね。
↓どう贔屓目に見ても、セクハラな絵。
5月19日木曜
会社に遅刻した。当然である。今週は毎日22時まで働いているのである。今日もそうだった。明日だってどうなることやらわからない。あああ。やんなっちゃうな。(あああ、オドロイタ。)
今朝、遅刻しながら鵜の木のあたりで思いついた話。ワギナ目という人種があって、見た目はあまり人間(この「人間」は、当然、男子のみである。そういう世界設定でやれば良いのだ。)と変わらないが、霊長類に属していない(という表むきになっている?)。戦時中の在日韓国人の如く差別されて生きているような設定はどうだろう。しかし、ケダモノゆえの悲しさよ、ご当人たちは、差別という概念を知らない、ムチモーマイな精神的下等動物なのである。彼女たちの感情は、1.好き
2.嫌い 3.ムカツく そして 4.やきもち 5.こわい の5種類だけだ。普段から頭にきているくそ豚女どものえげつなさを、これでもかこれでもかとブチまけて書けば、楽しいことこの上ないだろう。(それにつけても、この時間の駅はひどい。2メートル毎にいちゃつき馬鹿アベックがいてねちねちねちねちぬめぬめぬめぬめと公然交尾をしている。周りの他人の身にもなってみろ馬鹿め。)
ワギナ目の話、続き。
主人公はワギナ目と人間の混血の少女、リスだ。
ワギナ目の名前はひと目でワギナ族とわかるようにしなくてはならないから、「リス」はもちろんアソコのことである。
他にも一般的な名前として「ワギ美」「クリス」「陰唇子」「乳」「へそ子」「あそ子」「させ子」「股乃」「肉」「毛子」「豊子」「満子」「宮」「宮子」「まん」「於目子」「柔」「腿子」「淫子」「乱」「蜜子」「尻」「恥江」「裂」「ちぢれ」「姦多」「悦子」「吸子」「揉与」「擦子」e.t.c.
この世界はゾウリムシの如き単性生殖である。(いやまて、人間が両性具有で、ワギナ目はメスしかいないから差別されている、というのはどうだ。)
リスは頭のいい子で、自分が差別されていることに気がついてしまう。そんな事を他のワギナ目に話しても相手は白痴だから、のれんに腕押しで、全く無駄。
リスはしまいに子宮ガンを病み、世捨て人になっちまうのだ。
そうしてどこかの山奥に入ったリスは、ある日、散歩の途中で樹海に入り込んでしまい、そこで遺跡をみつける。そこには、かつて人類が有性生殖のみで繁しょくしていたことやら、ワギナ目がちゃんとした人間であることなどが記された史書があり、リスは大笑いする。あたりに白骨死体の散らばる中、もはや抜け出すのが不可能なこと明白な、うっそうとした樹海の中で、涙を流しながら笑うのだ。その涙は、絶望と嘲笑の涙である。
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