SLAVE12 hepbern
(売約済)

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小生は、オードリーヘップバーンが大嫌いである。ジーコ内山氏も同意見で、百人の味方を得た気持ちである。嫌いなモデルを何故描くか、というと、確かこの頃、オードリーが死去した直後で、世間の騒ぎかたが「嫌らしい」と思ったからである。昨今の例で言うと、聖子バッシングやサッチー騒動であるが、つまるところ、世間=メディアのやり方というのはいつでも底が見えていて、誰かを持ち上げている最中には、「いつ落としてやろうか」という予定調和が丸見えなのだ。持ち上げては叩き、また持ち上げては叩く。そうやって厚顔無恥なタレントが出来上がる。オードリーの場合では、(多分、日本だけの現象だと思うが、)リバイバルブームの真っ最中に本人が死去してしまった為、振り上げた拳はそのまんま、更なる持ち上げに使われたのである。こうなると、故人は最強の無敵状態になる。'50年代ハリウッド女優のファン層は、おおまかにモンロウ派とオードリー派に分かれる。モンロウ派の小生としては、何とも溜飲が下がらないのである。この作品、どういう訳か売約済みだが、購買者が連絡を寄越さない。買う気が無いのだろう。