☆不快日記(誤字脱字は原文のママである。)☆

☆これまでのあらすじ

東京都大田区の某印刷屋の製版工場で働く小生に、不条理な日々が訪れた。1994年2月の節分の日の朝、違う職場の
豚女O川J子が、掃除に使用するエレベーターの事について、わざと聞こえよがしに大声で「困るんだよねえ、こういう事されると。」と、たまたまそこに居合わせた小生に向かって嫌がらせを言って来た。小生が静かに「うるせえ」と一言いうと、豚女O川J子「アンタにいってんじゃねえよ!」と怒鳴った。「だったら黙れ」と小生が言うと、豚女O川J子は階段を駆け登りながら、「何様だと思ってんだ!」と捨てぜりふを残して去った。この事を小生の直属上司である馬鹿男T橋課長「O川J子が喧嘩売って来るんです。注意して下さい。」と訴えたが、「暴れん坊将軍」の「余の顔を見忘れたか」のシーンで鳴る、「カーッ」という音を立て、ヒステリー丸出しの態度で、馬鹿男T橋課長は小生を無視した。それに留まらず、馬鹿男T橋課長はその時から何をするにも、豚女O川J子の意向を最優先するようになったのであった。便所に篭って泣きながら、自殺衝動を覚えた小生は、一人でいたら本当に死んでしまうと直感し、その夜都下の実家へ帰り、長距離通勤することになった。(しかもその間、馬鹿正直に下宿代も払っている。)翌朝、実家の近くの精神科医院へ行く為、会社に電話をして、馬鹿男T橋課長「合田は頭がおかしくなったので病院に行きますから、今日は休みます。」と厭味を言ったら、フンと鼻で笑われ、「あっそ。」の一言で片づけられた。厭味も通用しないのか、あのヒステリー馬鹿男、心底小生を低能と思って馬鹿にしてるのだ。馬鹿に馬鹿にされる程口惜しい事は無い。その年の4月馬鹿男T橋課長は、つい2ヶ月前に喧嘩を売ってきたばかりの豚女O川J子を自分の職場に異動させ、あろう事か喧嘩を売られた張本人である小生に、O川をお前の隣りの席につけるから、親切に仕事を教えてやってくれ。何も知らないから優しくしてやってくれ。」と命令したのである。豚女O川J子は、この会社の番長であり、会社中のヤンキー連中を配下に治め、会長や社長にまでタメ口をきくことが出来る、会社で一番偉い人物なのである。(誰かがそう認めたのではなく、豚女O川J子が自分で勝手にそう決めたのである。そういう横着な態度を、「度胸がある」などと勘違いする馬鹿が大勢いた。腐った会社だね。)会社中の人間は全て、豚女O川J子に言わせれば「何様だと思ってんだ」という虫けらに過ぎない。馬鹿男T橋課長は以前、新人として(小生より1年後に)入社したばかりの頃の豚女O川J子の直属上司であった為、豚女O川J子に対して、目に入れても痛くない程の愛情と、勘違いした信頼を持っていて、常にえこ贔屓して来た。そうしたキチガイ連中の常軌を逸した感情によって、小生は「いつもボーッとして仕事をしない」「合田は女だから馬鹿だ」など、馬鹿男T橋課長から不当な中傷を受けるに至る。表向きだけ明朗活発な仕事熱心者を装うのが得意で、本当はサボり上手で、一人でいても常に何か(ひょっとして、幻覚?)に悪態をつき続け、周囲の者たちに毒を撒き散らす、誰が見てもキチガイとしか言いようの無い豚女O川J子、その正体を同僚はみんな知っている。知らないのは同様のキチガイである、ヒステリーの馬鹿男T橋課長だけ。だがしかし、現実は空しく、そのキチガイ2匹を中心にして職場は回る。♪2人の為、世界はあるの♪まともな判断力を持つ同僚たちは呆れ果て、ひとり、またひとりと、中途退職して行く。残った連中は、職場を学校と思い込んでいる馬鹿ばかり。この期に及んでも馬鹿正直に小生は働く。毎日山盛りの仕事を抱え、残業残業で逃げ道は無く、休日にファミコンをやり狂うことでしか、ストレスを発散できない絶望の日々。劣悪な労働条件の中で、小生の精神状態は日に日に追い詰められて行く・・・。

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