☆連作「LOLITA GO HOME」展示会場☆

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(各作品の解説は、作者本人によるものです)








連作「LOLITA GO HOME」について―合田ケムリ

  小生はロリコンである。理由は解らん。それを「芸術だから云々」と正当化するつもりは無い。そもそもエロ絵師を名乗っているのだから、作風が(人格もね♪)反社会的である事は百も承知である。だからこそ、メジャーな場所に出て行く気は毛頭無い。少女や幼女が好きなのは病気ではなく、例えばライナスの毛布と同じく個人的な好みであるからして、「治す」なんて事は出来やしない。

  以前、自分の嗜好というものを客観的に知っておきたいと考え、ウラジミール・ナボコフの「ロリータ」を皮切りに、色んな精神医学関連書を読んだものである。それら書物に繰り返し現れる言葉は「異常」である。医者の視点からは、同性愛も少女愛も近親相姦もサドマゾもみーんな変態さんで、「異常」なのだそうだ。お医者の皆さんは余程「正常」なのでしょう、変態さんの気持ちになった事が無いんだね。まあそんな訳で、小生が戻る場所はいつも、ナボコフの「ロリータ」なのである。

  「LOLITA GO HOME」で何ゆえトレイシー・ローズを描くのか、とよく尋ねられる。おっしゃる事は解ります。胸の垂れたAV女優のどこがロリータなんだという事でしょう?ナボコフ曰く、「ニンフェットなる、悪魔的魅力を持ち得る少女たちは、概ね9〜14歳である。」トレイシー・ローズが年齢詐称で逮捕されたのは、彼女がAVに出演して2年目、17歳の時。逆算すれば、デビュー当時は14〜15歳だった訳だ。彼女こそ、トレイシー・ローズこそ、本物のニンフェットだったのである。

  法を犯していたとは言え、日本のジャリタレなんかじゃ持っていない、本物のニンフェット性を見せてくれたトレイシー・ローズさん、感謝します。小生はこれからも貴方を讃美し続けます。

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